• リサイクルショップ
  • 2017.09.09
  • 『I`m still alive.』9月8日(金)~10月1日(日)開催
  • PASS THE BATON

PASS THE BATON GALLERY 第101回目は、'skydiving magazine'と'磯村暖'による『I`m still alive.』。
村田実莉と平野正子の2人によって2016年に結成され、年2回のマガジンの発行をはじめアートディレクション、グラフィックデザイン、撮影、衣類の制作まで2人で行うアートユニット 'skydiving magazine'と「この世と地獄のボーダー」また「移民」「難民」を題材とした作品を制作してきた現代美術家 '磯村暖'が<地獄>という共通項を介してコラボレーションを試みる。

生きているからこそ自身の人生に不満や葛藤を抱き懊悩する。
現世に生きているのにまるで地獄にいるように感じることすらある。
この世界の苦しみから今すぐにでも逃げ出したいと切望するが、その裏側には強い願いや希望が同時に潜んでいるのではないだろうか。
地獄の狭間に住む人間チカダルは、行き場を失ったものたちを導く摩訶不思議な力を持っている。

そんなチカダルが、地獄の狭間から復活をとげたものたちを携えPASS THE BATON GALLERYにて期間限定のマーケットを開催する。そこでは、クローゼットで眠っていた古着やデッドストックとなったTシャツ、中身が入れられずに忘れ去られたブリスターパックなど、個人の所有物から音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」のライブグッズの在庫として僅かに眠っていたTシャツまでもが、華やかな装飾を施され販売される。
物語に登場するチカダルは、実在の人物でありオフィスビルの地下1階のコンビニエンスストアで働くインド人移民である。
近頃はほとんどのコンビニで外国人の店員を見かける。出稼ぎ、留学、それぞれ理由がある。チカダルはITエンジニアになる事を夢見て故郷インドのコルカタから日本に来て、現在は日本語学校に通っている。日々の生活を支えるアルバイトと、これからの将来を見据えて通う学校とを、行き来するのが彼の生活。
こんな陽の当たらない地下にあるコンビニで働いているのは辛くないのか、と彼に尋ねると「ここにいる人たちは家族みたいなものだから。」と、屈託のない笑顔で答えた。
今回コラボレーションをしている現代美術作家の'磯村暖'は、今までに「この世と地獄のボーダー」また「移民」「難民」を題材とした作品を制作してきており、本展のストーリーである『地獄からの再生』と複雑に絡み合いながら展示空間を構成する。
会場で流れる滝のような作品は日本国内に住む難民の人達と共に制作されたもので、共同制作された絵画は流れる水により洗い流され、同時に絵の具が溶けた水は新たに絵画を生成していく。

タイの寺で見かけられる餓鬼のコンクリート彫刻を、アジア的現代美術として再解釈し引用した立体作品も会場に展示される。プラカードを持ちデモ行進をしている格好の餓鬼たちは、地獄からこの世に向かって行進している、あるいはデモ行進自体を罪とされ地獄に落とされてしまったとも受けとれる表現をされており、その両義性は現世に生きる私達も同じく抱えているものかもしれない。

地獄と現世の狭間から蘇ったものたちが願いを乗せてあなたのもとへ届きますように...。

I'm still alive. by skydiving magazine and Dan Isomura.

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