100本のリユース管楽器について
今回のクリスマスでは、管楽器が持つ"フォルムの美しさ・オブジェとしての造形美"といったデザイン面と、式典などで演奏される事の多い管楽器が持つ"祝祭・高揚・連帯"といったポジティブなイメージとに着目し、ツリーのオーナメントとして用います。
様々な理由で持ち主の手を離れたトランペット、トロンボーン、サクソフォンなどの本物の管楽器を集め、その1つ1つを磨きあげ、光り輝くオーナメントとしてリユースすることで、音楽を奏でるという役目を終えた楽器に新しい命を吹き込みます。 用いる管楽器の数は全部で100本。「100」という数字には、数字の100を意味する以外に、"数の多いこと、たくさんのもの"を表す意味もあります。
昨今のコロナ禍では、楽器の演奏を聴く機会や、誰かと空間を共有する機会、大人数で集まることが生む喜びや連帯などを感じる機会が減っていますが、一堂に集まった100本のきらめく管楽器を通じて、音楽の楽しさ、人と人との絆、クリスマスの持つ祝祭感を改めて感じていただければと思います。