スタイリスト百々千晴さんが
春小物と出会う、
表参道ヒルズショップクルーズ

数々の女性誌や広告、モデル、アーティストのスタイリング、自身のブランド展開など、多岐に渡り活躍しているスタイリスト・百々千晴さん。「スタイリングも私服も、シンプルが基本。季節が変わるとまず小物を新調して、そこに変化をプラスすることが多いです。バッグ、靴、サングラス、ジュエリーをアップデートするだけで、普段の着こなしがぐっと新鮮に。仕事の合間にもさっと立ち寄りやすいので、表参道ヒルズで春小物の新作をまめにチェックするつもり」そう話す彼女が、この春まず行ってみたいという4ショップを巡って春小物をリサーチ。

Art Direction & Design:Maho Nishikawa
Photography:Yutaro Yamane(TRON management)
Writing:Maki Kakimoto
Web Development:past.inc
Editing:RCKT/Rocket Company*

MARNI

  • 遊び心に溢れた小物は、
    色&素材のバリエーション豊富

    「店内が可愛い!」ショップに足を踏み入れるなり興奮気味の百々さん。 MARNIの世界観をそのまま体感できるポップな店内は、2階まで続く。彼女がさっそく手にしたのは、サングラスとキャンバス素材の“TROPICALIA”ミニバケットバッグ。続いて、「絶妙な色合いが他にはない可愛さ」と、ショーケースに賑やかに並んでいる他の小物たちもくまなくチェック。シンプルなスタイリングだからこそ小物では遊ぶという百々さんにぴったりなMARNIのアイテム。

    大ぶりかつカラーが効いているサングラスに惹かれて試着。バッグ¥157,300、サングラス¥56,100/MARNI(マルニ)

  • 新色のバッグと
    ビッグシルエットのスニーカーは白を選ぶ

    「MARNIはニットが好きで、シーズン問わずチェックしています。このモヘアニットは絶妙なカラーに一目惚れ」2階の奥に広がるカラフルな試着室で、新色の”MUSEO”ミニバッグとともに鏡を見ながら合わせる百々さん。バッグにほどこされたロゴは一つ一つ手作業で刺繍されている。「普段は黒のバッグを選びがちですが、この愛らしい刺繍が目立つよう白を選びました。刺繍がどれも少しずつ違うので、自分だけのスペシャル感が嬉しい。デニムなどのカジュアルな普段着に、この小さいサイズをさらりと持ちたいですね」試着を終えたあとは、シューズフロアへ。そこでも手に取ったスニーカーは白。白の小物が気になっている様子。

      「刺繍の可愛らしさはもちろんですが、柔らかな素材感がとても嬉しい。毎日持つバッグは、心地よさが重要なポイントです」バッグ¥179,300、(左画像)ニット¥129,800/MARNI(マルニ)

      「このボリューム感最高! この遊び心こそがマルニですよね」2階に上がると真っ先にスニーカーの元へ向かう百々さん。(右画像)スニーカー¥143,000/MARNI(マルニ)

MM6 Maison Margiela

  • シンプルの中にカルチャーを感じるのは
    MM6 Maison Margielaならでは

    新作の“ニューメリック”バッグを真っ先に手に取った百々さん。「私物のバッグと靴はブラックが多いです。このバッグは、私が大好きなミニサイズでありながらデザインやシルバーのナンバリングロゴによって唯一無二。ストラップの長さ次第で印象が変わり、ジュエリー感覚で楽しめそう。ほかに“ジャパニーズ”バッグも持ちやすいので好きです」と、次なるお気に入りを発見。コンセプチュアルでありながら軽量と、機能性もアップデートされ続けているMM6 Maison Margielaのバッグは、しなやかに日常に寄り添ってくれる。

      「私は持ち物が少ないので、これくらい小さなサイズ感でストラップが付いているものがベスト」(左画像)“ニューメリック”バッグ¥106,700、(右画像手前)チェーンウォレット¥114,400/MM6 Maison Margiela(エムエム6 メゾン マルジェラ)

      定番人気である、折り紙にインスパイアされた三角形フォルムの“ジャパニーズ”バッグ。左画像中央の新作はヴィンテージ加工でメンズライクな雰囲気。(右画像)白い“ジャパニーズ”バッグ¥97,900/MM6 Maison Margiela(エムエム6 メゾン マルジェラ)

  • メンズライクなデザインを求める時、
    迷わずここに

    2024春夏コレクション「SHOW」は、縦の伸びやかなラインを探求。コレクションのキーワードである“エロンゲーション”(伸ばすこと)を反映した、丈が長めのジャケットやジレが店内に並ぶ。そして、マニュアルワーカーの手の動きを連想させるポケットの配置がユニークなトップスやワンショルダーのエプロンなど、その世界観が伝わるラインナップに。「MM6 Maison Margielaはお洋服もすごく好きでたくさん持っています。ディテールやシルエットへのこだわりが特別。一着で雰囲気が変わるんです。メンズライクなアイテムにはシーズン問わず惹かれます。この中では、オーバーサイズのジャケットが気になりました」

    春夏コレクションが並ぶラックを物色する百々さん。

Hirotaka

  • 有機的なデザインを重ね付け、
    大人ならではの遊び心を

    個性的な什器が点在し、自由な動線と回遊性をもたらす店内。一歩足を踏み入れると、奥まで吸い込まれるように、大人のおしゃれ心をぐっと掴むアイテムが勢揃い。「シンプルな服が多く、特に春夏は肌も出るので、ジュエリーをたくさん重ね付けして遊びたい気分に。どこかに必ず柔らかさを感じるHirotakaのジュエリーは、重ね付けしても女性らしい雰囲気を保つことができ、とても魅力的です」

    光放つ間接照明がショーケースに並ぶジュエリーをドラマティックに引き立てる。

  • 着こなしのアクセントとして、
    ダブルフィンガーリングが活躍

    百々さんが選んだアイテムのひとつ“Dune”コレクションは、砂丘に描き出された美しい風紋がモチーフ。シルバーのスレッドラインと存在感のあるK18の組み合わせが、大人のラフさを実現している。「ゴールド派ですが、シルバーもたまには楽しみたい。アクセントとなっているゴールドモチーフが手持ちのジュエリーとのバランスをとってくれるはず」もう一点は、緑のクロムダイオプサイトが美しく輝くダブルフィンガーリング。「ジュエリーのレイヤードを楽しむ時、フィンガーリングはワンアイテムでこなれた印象をプラスしてくれる強い味方です」

      シルバー×K18イエローゴールドの“Dune”シリーズ。(左画像)バングル¥88,000、右からダブルフィンガーリング¥75,900、リング¥68,200、リング¥88,000/Hirotaka(ヒロタカ)

      「この春はグリーンの小物に惹かれます」クロムダイオプサイトダブルフィンガーリング各¥75,900/Hirotaka(ヒロタカ)

Chloé

  • 気持ちが華やぐ小物で
    春らしさを取り入れる

    楽しそうに店内を見て回り、選んだのはシルバーのバッグ。「メタリック感とフリンジが今の気分にぴったり。シルバーメインですが金具がゴールドなので、定番のゴールドジュエリーともリンクして馴染みそう。今日の白パンツのような、白スタイリングに合わせたいと思います。バッグがとても華やかなので、あえてスタイリングはラフに。そういう差し引きが大人のこなれ感を導いてくれます」続いて注目したのは、代表的な“Marcie”シリーズのローファー。「ショップスタッフの方が履いているのを見て素敵だなって。きちんとしたスーツと合わせてみたい!と想像してしまいました」

      「洗練されたディテールに目を奪われます。ストラップをつけて肩がけしたり、クロスボディにしたりとさまざまな持ち方、着こなしが楽しめそう」(右画像)バッグ¥319,000/Chloé(クロエ)

      「シックでありながら、大胆なラバーのブロックヒールが快適さを実現してくれるはず」ブラッシュドカーフスキン製の“Marcie”ヒールローファー¥147,400/Chloé(クロエ)

  • セットアップやスーツで、
    きちんとした装いを

    「セットアップやスーツといった、この年齢だからこそあえてデイリーに着こなしてみたくなるアイテムがたくさん。スカーフ×Tシャツ、セットアップ×スニーカーなど、どこかにラフなアイテムをとりいれて、抜け感あるバランスで楽しみたいなと思いました。スーツ×ローファー×シルバーのキラキラバッグと、今日選んだアイテムを使った全身スタイリングは、春の装いに最適。大好きなデニムもシルエットが美しく、セットアップで着こなしてみたいですね」

    「日差しがたっぷり入る店内なのでカラーや素材が分かりやすく、実際に街で着る姿を想像しやすくて嬉しい」デニムジャケット¥358,600/Chloé(クロエ)

※表示されている価格はすべて税込です。
※掲載情報は2024年4月9日時点の情報です。内容は予告なく変更になる場合がございます。

  • MARNI

  • MM6 Maison Margiela

  • Hirotaka

  • Chloé

  • MARNI

  • MM6 Maison Margiela

  • Hirotaka

  • Chloé

Chiharu Dodo

どど ちはる●1980年、徳島県生まれ。2002年に渡英し、’04年より東京をベースにスタイリストとして活動。雑誌、広告を中心にスタイリングを手がけ、ブランドディレクターとしても活躍中。著書に『 THE DODO JEAN「ジーンズ 3 本でスタイルは決まる!」』 (ワニブックス)。’20年に開設したYouTubeチャンネル「DODOTUBE」でもさまざまなコンテンツの発信を行なっている。

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