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「LÝFT GÝM」エドワード加藤 「“表参道ヒルズのジム”ならではの付加価値」

エドワード加藤“表参道ヒルズのジム”ならではの付加価値


2023.11.09

2023年5月、表参道ヒルズ地下3階にオープンした「LÝFT GÝM」。シルバーを基調とした約400㎡の空間には、世界中から厳選された50種類以上のトレーニングマシンがあり、フレッシュなプロテインスムージーも楽しめます。代表は、日本のフィットネス界を牽引するエドワード加藤さん。表参道にジムをつくった経緯や想いを伺いました。

【PROFILE】

エドワード加藤/「LÝFT」創業者兼CEO
1992年生まれ。日本トップクラスの男性フィットネスインフルエンサーであり、鍛え抜かれた肉体全体のバランスの美しさを競い合う競技「フィジーク」の第一人者。世界的ボディビルコンテスト「アマチュアオリンピア」で身長クラス別世界1位に輝いた経験を持つ

いままで日本になかったジムをつくりたい

---- 「LÝFT GÝM」のはじまりは、エドワードさんが立ち上げたライフスタイルアパレルブランド「LÝFT」ですね。

「LÝFT」は、20歳でパーソナルトレーナーとしてフィットネス業界に入った僕が、2018年に立ち上げたブランドです。当時の日本にはまだあまりフィットネスブランドがなかったけれど、海外では体を鍛えているトレーナーやモデルが、どんどん自分のアパレルをつくっていた時期でした。

アパレルを立ち上げた当初から、僕の中には、このブランドを軸にしてフィットネスジムをつくりたいという構想がありました。

---- そして2023年5月、念願かなって「LÝFT GÝM」をオープン。どのようなフィットネスジムを目指していますか?

理想は「モチベーションが上がる空間」です。日本のジムはストイックにトレーニングに取り組む方が多いけれど、海外のジムは音楽ががんがん流れていて明るく、活気があります。トレーニングをする方々が楽しくコミュニケーションを取りながら、心身の健康をはぐくんでいく空間なんです。僕自身も海外のジムに行くとたくさんの刺激をもらって、すごくモチベーションが上がる。そんな場所を、日本にもつくりたいと考えていました。

---- 場所について、表参道ヒルズを選んだのはどうしてですか?

アパレルから始まったブランドなので、ファッションの象徴である表参道にフラグシップをつくりたかったからです。ただ、すばらしい立地であるために難しい面も多く、知り合いの経営者たちにも「チャレンジングだね」と言われました。リーズナブルなジムが増えているなかでLÝFT GÝMに通っていただくために、会員様に対してできることを、考え抜かなければならなかったんです。結果的には、この場所を選んでくださった方に対して「それに見合う"付加価値"を提供する」という発想に振り切ったため、良いジムが完成したと思っています。

誰もが心地よく身体を動かせる場所に

---- 「LÝFT GÝM」ならではの付加価値、こだわりを教えてください。

まずは「表参道ヒルズというブランド力のある場所に負けないように」と、妥協せずこだわり抜いた「内装」です。グレーやステンレスを基調に、地下にあっても明るく、エネルギーにあふれた空間を目指しています。近未来のスペースシップを思わせるような、興味をそそるエントランスもポイントですね。

「マシン」は自分が試して気に入ったものだけを、世界中から厳選しています。一般的なジムはコストを押さえるため、すべてのマシンをひとつのメーカーにお願いすることが多いのですが、LÝFT GÝMはさまざまなメーカーから良いマシンを取り寄せているのが特徴です。また、鍛えられる部位を細かく分けて考え、マシンを用意しています。一口に「腹筋」と言っても実際は「上部・中部・下部・サイド」と細かく分かれていて、すべてを鍛えるには角度や動きを変える必要があるため、それぞれにマシンが必要なんです。いろんな機器があるけれど、同じ動きのマシンはひとつもありません。

そして「人」。トレーニングって基本的にはつらいことだから、続けていくためには元気や刺激が必要なんですよね。LÝFT GÝMスタッフとのコミュニケーションが、会員様にとってのモチベーションになってほしいと考えています。ジムが面倒な日でも「でも、あのスタッフの顔を見に行くか」と思っていただきたい。なので、面接でも明るく元気でコミュニケーションの上手なスタッフを採用するようにこだわっていて、会員さんと積極的にお話するように、日頃からチームでも声をかけ合っています。

---- ちなみに、マシンは初心者や女性でも使いこなせますか?

マシンを使ったほうが正しいフォームで動きやすく、トレーニングの効果が出やすいため、実は初心者や女性におすすめですよ。せっかくジムに来るんだから、ぜひ見たことのない機材に触れてみてほしいです。入会時にはオリエンテーションもあるし、それ以降なにを使えばいいかわからないときも、スタッフが都度ご相談に乗っています。

---- 併設のバーで、さまざまなプロテインスムージーが飲めることも魅力です。

イギリスに住んでいたとき、ふとヘルシーそうなカフェに入ったら、ジムだったことがあるんです。トレーニングのためにジムに通おうと思うとちょっとハードルが高いけれど、カフェだったら気軽に来られるじゃないですか。実際、バーの売り上げの半分以上は非会員のお客様です。健康にいいスムージーを気軽に楽しんで、そこでスタッフとの会話が生まれたら、運動もしてみようかなと思っていただけるかもしれません。

刺激を受けるからこそ、自分を引き上げられる

---- 表参道という立地、洗練された外観。「敷居の高さ」については、どう考えていらっしゃいますか?

「敷居が高いジムだからこそ、行く価値がある」と思っていただけたらうれしいです。人は身を置く環境によって変わるもの。洗練された空間で、トレーニングに打ち込む素敵な人に囲まれながら努力することは、きっと自分を変えてくれます。そもそも表参道という場所にいらっしゃる方々は、ファッションが好きだったり、健康意識が高かったりする方が多いはず。好きな服をかっこよく着こなすために、身体を鍛える。おしゃれをすると気分が上がって、もっと外に出たくなる――という"自分をリフトする"循環を体感していただけると思います。

---- 最後に、今後の目標を教えてください。

まずはお客様に私たちを知っていただくため、アパレルのLÝFTにますます注力していきたいです。アパレルから始まったジムは、世界的にも珍しい業態。海外にも共感してもらえるコンセプトだと思うので、表参道ヒルズでの経験を糧に、LÝFT GÝMを国内外に拡大していくことを目指していきます。僕自身がトレーニングをすることで、人生が豊かになりました。ぜひ、みなさんにもこの幸せを味わっていただけたらうれしいです。

  • 構成=菅原さくら(Sakura Sugawara)
  • 撮影=藤村全輝(Masaki Fujimura)
  • 編集=黄孟志(Takeshi Koh)

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