数々の女性誌をはじめ、広告やモデル、タレント、アーティストへのスタイリングなど、多岐に渡って活躍しているスタイリスト、安西こずえ氏。スタイリストの目線を生かし、他にない大人のリゾートウェアを発信する「mikomori」は、自身がディレクションするブランドとしてハワイに1号店を構え、続く2号店を2017年秋に表参道ヒルズ本館B2Fにオープン。
キュートなホットピンクで統一された店内。女心を刺激するその雰囲気に、女性なら誰もが誘われます。そんなmikomoriのディレクター、安西こずえ氏のインタビューをお届けします。


---- 国内初の店舗を表参道ヒルズにオープンする以前、日本のブランドが1号店を国外に出店するという、異例なスタートでしたが、その理由を教えてください。
安西こずえ(以下、安西) : 私自身、ハワイが大好きでよく行くのですが、「ワンピースの水着自体が少なく、欲しいと思える水着になかなか出会えないな」と思っていたんです。そんなきっかけで始まったのがmikomoriでした。「大人が着られるワンピースの水着を作りたい!」というところから始まり「せっかくなら大好きなハワイからスタートさせたい!」。イメージは路面店ではなく、ホテルのin shopが理想でした。周囲の方のご縁もあって、憧れのロイヤルハワイアンホテルに出店できることが決まり、当初は周りにもだいぶ驚かれましたが、私にとってラッキーなスタートでした。
服に関しても、自分自身がハワイでお買い物をする時、その時だけではなく日本に帰っても着たいと思える物になかなか出会えない。それもあってmikomoriの服にはリゾートだけではなくタウンにも会社にも着ていけるようなデザインを意識しました。その点も日本からのお客様に気に入ってもらえている理由のひとつだと思います。


---- mikomoriというブランドコンセプトと、ブランド名の由来を教えてください。
安西 : コンセプトは「リゾートでの時間を最大限に満喫できる大人のリゾートウェア」です。リゾートの旅って自分へのご褒美だと思うんです。その時間をリラックスしつつ、お洒落も楽しみたい。そんな女性たちが旅行に持って行きたいと思える、ワンランク上の大人のお洒落を楽しめる服を作りたいと思っています。
ブランド名についてですが日本のブランドなので、日本語らしい響きにしたいと思いmikomoriと名付けました。mikomoriは漢字で「海子守」と書くのですが、亡くなった母もハワイの海が大好きで、毎年一緒に旅行に行くなど、とても思い出深い地でもあり、そんなハワイの海で「母が子を守ってくれている」、という意味も込め、「mikomori/海子守」にしました。
最愛の母との大切な思い出の地に1号店を出せた事は、私にとって大きな財産となっています。


---- mikomoriをデザインする時に意識していることとは?
安西 : 「リゾートっぽさを残しつつタウンユースできること」です。色っぽくなりすぎない甘さをプラスしたデザインを意識していますが、甘さがある中で子どもっぽくならないように、透け感や抜け感も大切にしているポイントです。色味は基本モノトーンをベースに展開していますが、ピンクも女性が好きな色なので差し色として取り入れています。
そして、旅行時に持参してもシワにならないように、ジャージー素材などを取り入れ、着心地も大切にしています。
---- 大人の肌露出を、ヘルシーかつセクシーに魅せるポイントは?
安西 : 露出に抵抗ある方が多いですが、隠すより思い切って見せるほうがヘルシーに見えると思います。フロントのボディラインで露出をするより、バックラインで背中をさり気なく見せると大人の女性らしさが際立ちます。自店でもバックディテールにこだわった商品も多く取り入れていますので、ぜひ、今年の夏は皆様にも挑戦していただきたいです。


---- 最後に、安西さんの思う表参道と、表参道ヒルズ店の魅力を教えてください。
安西 : 渋谷・原宿にはない洗練された高級感が表参道にはありますよね。その空気感に合わせた素敵なお店にできたらいいなと思います。表参道ヒルズ店には、ハワイ店に置いていないような小物のセレクトや、季節に応じたアイテム、街でも使いやすいものも多く揃えています。私もたまにお店にいるので、見かけたらぜひ声をかけてください。
mikomoriディレクター・プロフィール
安西こずえ / kozue anzai
スタイリストとしての活動の幅、交友関係は多岐にわたり、nano・universe×HEAD×COZとした新たなコラボ企画を今春に控え、自身がディレクションを務めるアパレルブランドmikomoriも更なる拡充に向け精力的に活動中。その他、渋谷の新たなランドマーク"TRUNK(HOTEL)"ではポップアップスペースのディレクションも担当している。枠に収まらないマルチな世界観で活動の幅を広げている。
文=鈴木まゆ (Mayu Suzuki)
撮影=瀬田秀行(Hideyuki Seta)
編集=FASHION HEADLINE
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